コブフウセンウオ稚魚、飼育施設で初の孵化 鳥取(産経新聞)

【ふるさと便り】

 生息の実態がほとんど知られていないダンゴウオ科のコブフウセンウオの稚魚が、国内で初めて飼育施設で孵化(ふか)し、鳥取市賀露町西の「鳥取県立とっとり賀露かにっこ館」で展示されている。

 コブフウセンウオは、腹部に吸盤を持ち、日本海北部の水深200〜300メートルの岩などに生息するとされるが、詳しい分布や生息環境、繁殖行動はよく分かっていない。

 同館で展示されているのは、稚魚96匹と体長8センチのオスの成魚。昨年12月に兵庫県新温泉町沖で、底引き網漁船の網にかかった巻き貝の殻の中に、直径約1センチの卵500個以上とそれを守るオスが入っていた。

 体長1・3センチほどに成長した稚魚は、成魚と同じ水槽で飼育され、泳ぐだけではなく、吸盤でガラスに張り付いたりもしている。

 同県では「山陰海岸学習館」(岩美町)にも成魚の標本があり、現在、北海道大と共同研究が進められている。

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